京都新聞の記事に食料の輸入と廃棄について書かれていたので、
ネットで調べてみましたが、2006年の情報が最新の様です。
日本の自給率の低さが注目される中、大変気になります。
19年度の食料輸入量は約5800万トンだそうです。
食品産業での食品廃棄量は約1200万トンだそうです。
その他家庭からも2004年度の段階で1600万トンだそうですので、
なんと2500万トンほども廃棄されているのですね。
大量に輸入しておいて大量に廃棄していることになります。
恐ろしい事です。
昔読んだ、「稲盛和夫の実学 経営と会計」の一節に、
大根が安いからと言って大量に買ったはいいものの、安かったからと言って親類やご近所さんに持って帰ってもらって、それでも余った物は痛む前に急いで食べないといけない。
安く買ったつもりが実質は高くついているのでは?という様な例を持って、社内の在庫管理のあり方について述べられていました。
ある部品を製造する数量とコストの問題で、多少高くても必要最低限の数量で製造し、よけいな在庫は持たない。たとえ安く作ったとしても、動かなければ不良在庫で、売り物にもならない物が資産として計上されるというのはおかしな話だという事。
なるほど、安いからと言って食材でもやたら買い込んで結局人にあげたり、痛んでしまったり、使い切れなかったりで、結局無駄にしているのですね。
一般消費者の私たちも、本当に環境や身体の事を考えて、安売りに飛びつかず、いい物を必用なだけその都度、求める様にするのが理想だと思います。
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