2011年9月アーカイブ

最近、裸足ランニングがTVや雑誌で取り上げられる様になりました。
裸足ラン歴1年半の私の実際の体験をもとに、
思うところを挙げてみました。

1.足裏につぼが集中しているのは裸足で歩くまたは走る事で体調を整えるため。

2.裸足ランは全身運動+血行促進で発汗量が増える=ダイエット効果増大?

3.裸足ランで適切な運動量になり故障を防げる

4.足裏を切る恐怖

5.実はとっても気持ちが良く気分爽快になる


1.足裏につぼが集中しているのは裸足で歩くまたは走る事で体調を整えるため。

どうして足裏にたくさんのつぼが集中しているのでしょう?
裸足で走っていると路面の起伏や小石、小枝、木の実など色んなものを踏んで刺激されます。
つぼを刺激する事で身体の機能が活性化される様な仕組みになっているのではないでしょうか?
逆に、裸足になって刺激をしないと病気になりやすいとか...
裸足で走り始めて1年半。
そいうえばほとんど風邪もひかないし、体調はつねに絶好調です。
もしかすると冷え性も克服したかも。


2.裸足ランは全身運動+血行促進で発汗量が増える=ダイエット効果増大?

先日、朝ランの会でシューズの人2人と裸足の2人で同じ様に2キロ程走った後、
その発汗量の違いが歴然としていて驚きました。
シューズの人は汗が流れる事も無く涼しい顔で裸足の2人は顏から玉の様な汗が大量に流れていました。
裸足ランは全身のクッション(筋肉)を使いますので、
シューズを履いた場合と比べると運動量が増えるのです。
足つぼマッサージでも強くマッサージすると副交感神経が血管が拡張し、血流量が増えるそうです。
その為に発汗量が増えるのでしょう。
シューズを履いて走るより裸足で走る方が同じ時間の運動量が増えるため、ダイエット効果増大というわけです。ただしわたしはダイエット否定派ですが。


3.裸足ランで適切な運動量になり故障を防げる

裸足の場合は足裏の形成だけではなく、走る為に必要な全身の筋肉を鍛えます。
裸足で走る為に必要な筋肉がまだ備わっていないのに、たくさん走ろうとすると、
足裏がひりひりしたり、脹脛が張ったりして無理が出来ません。
痛みを素直に受け止め、無理をしない(できない)事でオーバーワークを防ぎ、
故障をしない強い身体づくりにつながるのだと思います。


4.足裏を切る恐怖

よく聞かれるうちの一つに「怪我しませんか?」という質問があります。
私からしてみれば、爪が剥がれたり、靴づれしたり、水ぶくれが出来たり、マメを潰したり..
靴を履いている人の方が怪我をしていると思います。
私の怪我といえば、
「初期の頃に足を引きずってしまい、小さな擦り傷をつくった」
「1mmほどの小さなガラス片がささった」
「小さなトゲがささった」
というものです。
一度、真夏の炎天下のリレー大会でつるつるの焼け付いたアスファルトの上を走った時に
両足裏を火傷してしまい、水ぶくれを作った事はあります。
でも5日後には火傷もすっかり治り走ることができました。
他の人が思う程、裸足で走るリスクは少ないと思います。
その代わり、とっても走る事に集中します。
路面に落ちている石を踏んでも体重のかけ具合でうまく対処する必要があります。
路面をしっかり見て集中するため、音楽を聴きながら走ったりはしません。
路面が見えない暗い時間帯は走りません。
見える限りは危ないものを避けて走れますので大丈夫なのです。


5.実はとっても気持ちが良く気分爽快になる

やってみればわかる事ですが、第一に気持ちがいいのです!
あれこれうんちくを述べられてますが、一番重要なのは気持ちがいいという点です。
アスファルトの粗い路面は問題外ですが、整備された芝生の上や公園のグランド..
裸足になってみてください。
気持ちよくてため息が出ると思います。
走った後、運動した後など、裸足で軽くジョギングしてみると疲労が取れるのがわかります。
とにかく気持ちがいいんですよ。
裸足最高〜!


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そもそも、裸足で走ることになったきっかけは、
2010年1月末にネイチャーに「はだしで走る方が足にかかる衝撃を大幅に吸収できるとする論文」が出たところからです。
情報通の弟に教えてもらいました。
そしてBORN TO RUNを読み、「人間は走る為に進化した」事を知って、
そもそも走れる動物だから裸足でも大丈夫なはず..それを日々確認していっている、今はその途中なのです。
私自身、最初はただ走るだけの事でも何の知識もなく不安だらけでしたが、
裸足なら心配する事は何も無いのです。
注意深く聞いていれば自分の足が全て教えてくれます。
焦らない、やりすぎない、痛みを我慢しない、これさえ守れば大丈夫。
だれでも今すぐ始められます。

生駒は目一杯楽しむとして...


大阪マラソンは路面状態に左右されるとは思うけど、キロ7.5ペースでずーっと行きたいです。

5時間半〜6時間で走れます様に。



制限時間

(関門閉鎖時間)

下記は、今回大会の関門閉鎖時刻です(予定)。

関門

場所

距離

閉鎖時刻

マラソン

まみ

5km関門

堺筋日本橋1交差点手前

5.3km

10:18

9:40

10km関門

京阪東口交差点

10.5km

11:05

10:20

14km関門

大阪市役所前

13.8km

11:35

10:50

20km関門

大阪ドーム前北交差点

20.0km

12:30

11:35

26km関門

中開交差点

26.4km

13:28

12:20

30km関門

市立住吉第一中学校前

30.6km

14:06

12:50

34km関門

平林駅前交差点

34.2km

14:38

13:20

38km関門

南港中央公園野球場前

38.2km

15:14

13:50

14:30ゴール
測定ポイント スプリット ラップ 通過時刻
10k 01:12:11   10:12:11
28k 03:59:20 2:47:09 12:59:20
50k 07:38:55 3:39:35 16:38:55
Finish 09:24:29 1:45:34 18:24:29

2-1.jpg
木津川マラソンの時の様にむくんでます。

2-2.jpg

2-3.jpg
ちょい汚れの普通の足裏ですね。。


2-4.jpg

3時20分起床。
トイレにゆっくりすわる。
おなかが減ったのでトーストを食べる。
顔を洗う。

4時に旦那さんを起こす。
あれこれ準備して4:30出発。
娘は車の中でまた寝る。

7:00久美浜会場到着。

100kmの人がだ〜〜っと通り過ぎて行く。
それを見てテンションあがる。

7:20受付開始。
日焼け止めを塗ったり化粧をしたり、歯を磨いたり
トイレに行ったり..結構忙しかった。

あっというまにスタート30分前。
今年は旦那さんと娘の見送りがありました。
ビーサンを脱いで腰に装着し、スタート。

2.jpg
チップバンドは申告すればもらえますよ。数に限りがあるためお早めに〜。

start.jpg

あ、路面がすべすべ。
とりあえず、いけそう♪

すぐに坂道の印象でしたが、ちょっとした坂を上ると
しばらくず〜っと平坦が続きます。

ガーミンさんを確認しながら...
ちょっとオーバーペース。
でもしんどくないからいいかな。

今年は10キロ毎の目標タイムをラミネートしてぶら下げました。
ひとつ失敗だったのが、ガーミンの画面の事を考慮せず、
経過時間じゃなくて通過時間を表示していた事です。
何時なのかいちいち切り替えないとわかりませんでしたので
ちょっと失敗。

3.jpg
しばらく行くと橋。
ここは粗いです。
ほぼ歩きスピード&子鹿のイメージでクリア。

4.jpg
梨エイド♪梨農園さんが善意で出してくださってます。
ありがたや〜〜。最高に美味しいのです。

そしてしばらく行くと登り始めます。
5.jpg
みんな歩くので惑わされない様に、でも無理しない程度に細かく走り..歩く。


7.jpg
そしてついに最大の峠、「七竜峠」のエイドに!
ついつい休みたくなる雰囲気だけど、長居は禁物です。

8.jpg

9.jpg
そして次のうどんエイドをめざしてくだる!

去年はこの浅茂川漁港エイドでむだにマッサージしてもらい、
貴重な8分を浪費した。今回は超早食いでうどんを2杯食べ、
さっさと前に進む。

この辺りで気がついた。
携帯電話の画像保存領域が無くなった。
なんてこったい!詳細なレポートにするつもりが...
というわけでこの先は写真無し。
すてきな海沿いの景色がたくさんあったんだけどね。

そしてあじわいの郷へ到着。
トイレに行く為にざらざらの路面地帯をB3で。
たぶん50〜60mくらいですが、サンダルをはきました。
このままサンダルを履いていたいな〜という気分になりましたが、
よく考えると何の為にこれまでやってきたのか、、無駄になっちゃう。
エイドでパンをいただいて、ちょうど路面が切り替わったので
ふたたび裸足に。

今回はガーミンで速度を確認しながら、着実に10km毎をクリアして行けました。
そして第一関門34km地点。
目標は13:50でした。ちょっと遅れたけどだいたいそれぐらいに到着。
こちらではプールに水がはってあり、イスに座ってじゃぶじゃぶ..
5分ぐらいかなぁ。楽しみました。

となりのおじさまに、この先のルートについて尋ねたりしていると
これだけゆっくり休憩してたら次の関門はむりやなぁと言われたので、
あわてて出発。
あやうくお尻に根がはるところでした。

次の目標は42kmクリア。
私の中ではフルマラソンの距離を超えたかったのです。
そして、フルマラソンの距離を超えました。
木津川の事を思い出しました。
あの時は路面が最悪だった。足裏もひりひりしてた。

今回は足裏はなんともない。ウソのようだった。
その代わり、左足の膝の外側とももの外側あたりが
30kmを超えたあたりからおかしくなった。
止まると痛くて歩けない。

でもなんとか我慢してゆっくり走り出すと
不思議な事にまた走れる様になる。
この行為は危険かもしれない。故障するかも。
でも60kmチャレンジはそうそう何度もできない。
今回で最後。
だから、ちょっとぐらい無理してもやり切りたい。

並走する人になんども「次の関門間に合いますか?」と尋ねる。
早歩きでも大丈夫ですよ。って。

いや、早歩きでは間に合わない。
いつ足が止まってしまうかもしれない。

16:13 第2関門クリア。予定より30分遅れ。関門閉鎖15分前。

後はゴールを目指すのみ。
この先のリタイアなんてあり得へん。

しかし、エイドに立ち止まる度に左足が固まる。
動かなくなる。
無理矢理に動かしてびっこをひきながら走り出す。
しばらくビッコでもだんだん普通に走れる様になる。
と言ってもそのスピードは早歩きの人に抜かれるぐらいですが...

どのあたりだったでしょうか?
水都でいっしょだった「誰やねん」さんが、
「もしかしてタイラさん?」と声をかけていただきました。
嬉しかったです。

そして54kmのおしるこエイド。
さくっと飲み干してすぐに出発。
私には余裕は無いのです。

この後の坂はきついです。
なにこの坂!?
とりあえず歩いて登って登り切ってから徐々に走り出す。

そして登りが続く最後の坂。
コーナーで「これが最後の登りです!」と叫んでます。

曲がり切ったら下り。
みんなとばして行きます。
でも私はとばせない。
ゆっくり、確実にゴールに向かう。

あと3km。
エイドはひとつとばす。

あと2km。
喉が渇く。
水を素早く1杯。

あと1km。
お帰りなさいの横断幕。
沿道の出迎え。

嗚咽で息が苦しい。
かえって来れた。
色んな人の支えで帰って来れた!

制限時間は後わずか。
ガーミンはすでに止まっている。
とにかく走って走って、ゴール。

やった、ウソみたいだけど本当にやっちまった〜

おーい、ひげのおとうさん。60km裸足で完走したよ!
ウルトラマラソンを裸足で完走や!
あははは〜〜!

たぶん、おてんとさまが「やれ!やれ!」と言っている。
木津川マラソンの時もそうだった。

木津川の時は名物の強風がぴたりと止まり、
2月なのに春の様に暖かく、裸足で走る私のための天候になったと言っても過言じゃなかった。

今回の丹後ウルトラは、木津川の時の様な念入りな準備ができていない...
裸足での30キロ走ができていない。
とっても迷った。リレマラの時の足裏水ぶくれの恐怖...
去年の丹後は暑かったし..路面は焼け付くだろう。

でも台風の影響で前日と翌日は雨だけど、
何故か当日は曇りの予報。

これは裸足で走る為に最適な天候になりそう。
ここで試さなければフル以上の距離を裸足で走るなんて事は
もう当分実現できない。

フルまでは行けるんだから、なんとしても47キロの関門までは
たどり着きたい。
そうするとあと13キロ。
たぶんいける。足首から上はだいぶ進化した。
水都は70km走った。
六甲も全縦走した。
足裏だけの問題だ。

靴の中でマメをつぶす人、爪が剥がれる人、靴づれになる人、
みんな痛みを乗り越えてゴールする。

私の場合は怪我じゃないし、一時的に表面が痛くなるだけ。
怖い事も危ない事も無い。

たぶん、「怪我しますよ」とか「あぶないですよ」とか
言われると思う。
でもそんな言葉には負けない。

私は、やりきる。
きっとできる。
え?できるんだろうか...

少なくとも去年の私とはずいぶん違う私になった。

今回は後できっちりレポートできる様に写真もちゃんと撮ろう。
カメラの分、多少重くなるけど。

あと3日!
どきどきしてきた〜。

どうやら曇るらしい...
アスファルトの焼け付きさえ無ければ行けると思う。
裸足で。

いちおう、B3を腰にくくり付けて...

曇りだったら麦わら帽はいらんかな。

直前に決めよう。

去年の記録...

4月の段階で東京の人は1日当たり10個のホットパーティクルを吸い込んでいました。

福島原発から放出されたプルトニウム239は76兆ベクレル。これは前に、発表された量の実に23000倍の量だという...
(この値は原子力安全・保安院がプログラムを使って推計した値です。)

タバコの葉はJTと契約した農家だけが栽培できます。
関東、東北、九州などでも栽培されています。

20110907-7.jpg

食べ物ではないので野菜の基準値は比較にはなりませんが、
「比較すると少量」のセシウムは確かに葉タバコに入っているのです。

こんなタバコを吸っていれば、肺の中は間違いなく、ミニホットスポットだらけになります。
確実に肺ガンになる人が、一気に増えるでしょう。

「タバコやめますか? 命かけますか?」

笑い話の様ですが、やめられない人にはマルボロに変える様にお願いしました。
副流煙も恐ろしいです。

参照元:http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-845.html

目標タイムをラミネートしてます。

DSCF0406.jpg

今日、11時頃でもそれなりに路面が熱くなっていました。
10日後、晴天だと裸足は無理だと思いました。
くもり〜雨だとなんとかなるかも。

あと数日でサンダルが届くので使ってみてビーサンにするかサンダルにするか決めます。

http://www.runbranca.com/

負けへん!
絶対負けへんで〜!

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