たしかに、調子は良かった。
日が昇りきるまでは。
注意:無駄に長いです。
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今回は家族で前後泊。
会場から少し離れた浜詰めで宿泊する。
前日受付で、ゼッケンを受け取りチップを取り替えてもらおうと
総合受付に行ったけど、特別仕様のチップがまだ届いていないとの事。
30分待ち、チップを交換し、宿に向かう。
夜7時半ごろに横になり眠るが、
いつもの多汗で寝苦しく、なんども目が覚める。
そして1時半に娘がいつもの成長痛でうめき、
15分ほどマッサージする。
そして2時半になり、アラームが鳴る前に起きる。
顏洗って着替え、荷物を確認しているうちに
タクシーが来る。
朝食の事をなにも考えてなかったので、
空腹のまま到着。
汗で流れるとわかっていても、念入りに化粧し、
会場のバナナを3ついただく。
裸足なのであまりうろうろせずに、座ってまつ。
「本日は快晴になります」
空を見上げるとキレイな星空。
あ〜絶望的かも。。
オニさんペアとだれやねんさんにであう。
少し緊張するけど、長いから緊張しても仕方が無いというアナウンスに
緊張が解ける。
スタート30分前になってみんな並び出す。
スタート会場の路面は酷い状態なので、なるべく短い距離にしたいし、
うまく真ん中より前に並ぶ。
手には100均で買ったライト。
これは失敗。あまり明るくなかった。
でも無いよりマシ。
路面を照らしながら下を向いてひたすら走る。
ガーミンで確認すると予定通りか少し早いペース。
1回目の七竜峠はなんとか走ってクリア。
くだりも丁寧な接地で回転数をふやし、すばやく下る。
裸足でもスピード大丈夫。
朝起きてちゃんと済ませたにもかかわらず、
またトイレに行きたくなってしまったけど、
仮設トイレは渋滞。
そしてエイドも渋滞で列ができている。
とても悩んだけど、お腹が減っているし並んでバナナをとった。
3分ほどのロス。
感覚的にはほどなくして空が明るくなり、
2度目のエイドの人に処分をお願いした。
なかなか快調。
ペースが予定より早くても、息があがるほどでなければ良いと思い、
そのまま進む。
かなり予定より早いはず。
そう思ったけど、10km地点では2分遅れ。
これだけ早く進んだつもりでも2分遅れか..厳しいな。
どこのエイドか忘れたけど、売店みたいな施設があって、
そこのトイレががら空きだった&きれいそうだったので
そこでトイレに入る。裸足で....
少し抵抗はあったけど、きれいだったし、後で水で流したのでOK☆
暑くて水被りは序盤からする。
ショートヘアだし、便利。
そして20km地点では3分の遅れ。
こんなに走ってるのに??厳し〜い。
途中、何度か裸足の理由を聞かれたがまたしても答えにつまった。
なんで裸足なんですか?
理由はなにですか?
はっきり言って私にもわからない。
「裸足で100kmマラソンを時間内に完走出来るのか」というテーマはあるけれど、
なぜ裸足なのかという事は正直、良くわかっていない。
細かい理由はたくさんあるけど。
30km関門。
関門は8:40。
私の目標では8:15。
実際は3時間55分の8:25分。
貯金がどんどん減っていき精神的に追いつめられ始める。
そして気温が上昇し、体力をうばう。
足裏温存のためなるべく白線を進む。
幸いまだなんともない。
しかし、2度目の七竜峠にさしかかり、歩きが入る。
ところどころ走る。
でも続かない。
精神的に落ち込む。
こんなところで歩きが入っているようでは関門に間に合わない。
絶望的な気分になる。
七竜峠の下りはアスファルトが熱せられ、
白線の上でないと厳しい。
なんとか下り、浅茂川漁港にたどり着く。
くだった浅茂川漁港の手前の路面は焼き付いていた。
(もう無理。)
うどんを二杯食べて、少し迷う。
進むかやめるか。。。
この日の為のロング走で一緒に走ってくれた人たち、
めっちゃ応援してくれている人たち、
旅行を計画してくれた家族。
ゴールであうはずの同級生や友達。
お父さん。
ああ、もう無理です。
濡れていないところは熱くて踏めない。
しらないおじさん(おじさんと言うと失礼かな)と、どうしようか相談。
結局、自主的にもう少し進んでみる事に。
しかし、熱すぎて踏むところが無い。
500mほど進んだ自販機にさっきのおじさんがいたため、
やっぱ無理です。というとジュースを1本おごってくださいました。
45km、6時間19分でリタイア。
ガーミンを2個用意したのに1個も使い切らなかった。
道の向かい側に座っている選手がいたので、
声をかけた。
足を痛めたのでリタイアするらしい。
しかし、友達が走ってくるから待っているとの事。
大会関係車両が通るのを待つ間、少しお話。
裸足で大丈夫?と聞かれる。
足裏をみせて説明。。
今度やってみるそうです。
そして20分ほど経過して大会車両が通り、載せてもらって会場へ移動。
そこからすぐのところだったんですね。
走っていける距離だけど、履物がないので無理でした。
今回はサンダルを持たずにスタートしてしまい、
予定していた靴下も、いれる場所がなくて省略しました。
きっと曇ってくれるはずと都合の良い空想で、
なにも持たなかったのです。
自問自答します。
サンダルがあったら走れてたのか?
サンダルを履いて完走したら良かったのか?
サンダルを履いたら完走出来たのか?
どうでしょう?
やっぱりよく考えるとどれも違う気がします。
ずばり、私の課題は「暑さ」と「坂道」です。
そしてゴールするという強い気持ちが足りませんでした。
ついでに言えばスピードも少し足りない様です。
え?全部足りひんやん!
もう少し早い時間にあじわいの郷方面へ進んでいれば
路面が熱くてもなんとかなったかもしれません。
いや、やっぱり路面が熱いから走れないっていうのは言い訳。
きっとインド人みたいに熱くてもへっちゃらになるはず!!
リタイアしたときはもうウルトラはいいわ。と思いましたが、
一晩経ってやっぱりやり残した感がむっちゃでてきたため、
来年できるかどうかはわかりませんが、またいつかスタートにたちたいと思います。