第6回水都大阪100kmウルトラマラニック 2014年4月27日

早朝にタクシーを予約して、始発でスタート地点に向かう。
これが最近の私の大会参加スタイル。
家族は寝ている。

受付は前日にすませてあって、ウインドブレーカーを脱ぐだけですぐ走れるように
ゼッケンもついている。
足下はワラーチで大阪城につくまでは寒いので靴下を履いている。

前日に握っておいたおにぎりと卵焼きを女子ばかりの車両の中で食べ、
あとはウトウトする。
環状線に乗り換えたら、ウインドブレーカーも靴下も脱いで、
リュックを装備。荷物をすぐ預けられるように準備する。

駅からは小走りでスタート地点へ向かう。
同じく小走りの人がちらほら。

なんとかスタート10分ぐらい前について、ちょうどピロシ氏と会えて、
すぐまるさんが声をかけてくれた。
まさしクンも応援に来ていた。今年はみんなに会えた。
鈍足の私が先頭にいてたら恐いんだけど、一緒に写真うつろうということで、
先頭からスタート。

今回の目標は8時間45分。遅くても9時間半というところ。
初の試みで、いけるとこまで突っ込んでやろう!(当社比)という作戦。
とりあえず、フルマラソンのつもりで走り出しました。

出足はキロ6分切る感じで快調でした。
平均ペースは7分半で走れば良い目標だったので、
徐々にペースは落ちるものの、良いペースで進みました。
大阪城周回をぬけたら裸足になりました。
ちょっと路面が粗いところがあったけど、やっぱり開放感が違う。
解き放たれて自由。

しかし、淀川に差し掛かった時点でワラーチを履きました。
淀川沿いはまぁまぁ粗いです。

淀川マラソンは裸足で完走できたけど、70kmよちよち走ってたら
日が暮れてしまう。
ワラーチを履き始めてしばらくは順調でした。
今回は丁寧に紐の調子を合わせたので、紐ズレは一切出来ませんでした。
ちょうどフィットするように調整すると良い様です。
遊びがあったり、締め付けすぎたりすると紐ズレができます。

快進撃はなんと想定の半分の20kmで終了しました。
理想では40kmぐらいで足が終了〜となりたかったのにあまりにも早い終焉...。
そこからはがらがらと音をたてて崩れていきました。
一度、目一杯突っ込むというのをやってみたかったので、
それが試せたし、まぁ良かった。

左足の膝の外側が痛みました。
着地がどうしても左足だけぺんぺんなってしまう。
走りながら何度も矯正しようとしたけれど、難しい。

ダイトレとは逆で今度は身体は元気なのに足が痛い。
脱いでみたり履いてみたり。

毛馬のところでは、芝にすこしメリケントキンソウがあったのか、チクッと来たので
恐くてすぐやめてしまった。
どうやらメリケントキンソウは毛馬のあたりに多い様でした。

それからも脱いでみたり履いてみたり。

去年よりは裸足率減りました。
すこしワラーチの走りもマシになった様です。
慣れといっても、ほとんどこの大会でしか履かないので、
慣れたわけではないかもしれない。走り方がマシになったのか..。

毛馬から少し進んだところで、前の方から赤い袖無しが歩いてくるのが見える..
あれ?あれは…
と思ってるとたけちゃんでした。
あまりにも早いリタイアにちょっとびっくりしすぎました。

しばらく行った所あたりかで、ロングヘアの女性とお話ししました。
たしか、私が
「ぞうり頑張って〜!」と声援をうけたとき、
「ぞうり〜ってwぞうりはないでしょうw」と笑ってくれたのがきっかけ。
彼女はウルトラ初挑戦で私と同じ70km。

その後、私は遅れていったけれど、割と近い距離を走っていて
すれ違いで励まし合いながら進む事が出来て、めっちゃ元気をもらいました。

淀川に出てから、やはりエイドとエイドの間隔が遠く、天気がよいため喉が渇きすぎる。
ちょうど中間地点に私設エイドをされていて、去年までは遠慮してしまう自分がいたけれど、
今年はどうしても必要で、一口水分を分けてもらいました。
オアシスでした。
特にパイナップルの半凍りは最高に美味しかったです。

しばらくすると100kmの人がわらわらと折り返してくる。
西村さんにあった。再会に喜ぶ!!
今年も100kmにチャレンジしていた。去年の水都は完走できたと聞きそれも喜ぶ!
2年前「根拠の無い自信」を打ち砕かれた彼女は強くなっていた。
私はおそれおののいて70kmをゴールするのがやっとだけれど。
彼女も丹後に出たそうで、73.4kmキロ関門の碇で引っ掛かったらしい。


折り返しの枚方は随分遠い。
そんな事は考えずに、次のエイド..いや、次の橋を目標に進みました。
足は痛くて言う事を聞いてくれない。だから肩を振って腕を動かしてなんとかかんとか前進。

橋の下に入ったら、朝にもらったワンセコンドをちびちび飲みました。

そしてすぐまた出発。

目標、ふぅさんエイド。
ふぅさんエイドにつく頃には、くたびれ果てていました。
去年もそうとうくたびれていたけれど今年はもっと身体が出来ていて平気なはず、
という予想は外れ、やはりくたびれていたのです。
幸い、吐き気は無く、まだ身体はマシでした。
無理にお願いして秘密のドリンクをコップに半分ぐらいもらいました。
すこし元気復活。

34km関門を4時間20分ぐらいですぎて、そこから折り返しまでがまた遠かった。
すれ違う人の顔を見て、およその距離を推測する。
単純計算して9時間か..でも速度が落ちているし、もっとかかるかな。とかなんとか
考えてしまう。

どのあたりだったか、2度目の折り返しに向かうまるさんにあう。
その時にぴろ氏がリタイアしたと聞く。
快調に6位ぐらいで走ってたのに。

そう言えば、オニさんも毛馬のあたりで見たきり、全く会わない。
今年はカキコさんもいないし、他にも出てない人が何人か。
別の大会(主に韋駄天、UTMF、数日後の萩かな)と被ってるからか。
少し寂しい感じかな。


42kmを5時間47分。だめだこりゃ。予定より1時間も遅い。
丹後のときはフルが5時間ちょいだった。
後は、できるだけ速く進んで帰る。折り返しはあるけれど。

枚方で折り返してしばらく進んだところで、しばらく腰を下ろしました。
階段に座って走る人を眺めていましたが、座ってる場合じゃないなと
我に返り、またすぐ走り出しました。

この日はとても暑かった。
何度も水かぶりしました。
川沿いのトイレがひとつの目標。
そこで毎回、口を濯ぎ、首筋と頭を冷やし、ついでに足も冷やしました。
夏じゃないから、それだけで超クール。

豊里の手前、7時間ほど経過した時、ガーミンが終了しました。
この先はゴールを目指すだけなので別に時計は不要なのですけれど。
新しい時計欲しいなぁ。次の誕生日に買ってもらえるかな。。

川下へは向かい風がキツすぎて進むのが大変。
ついに麦わら帽を脱ぎました。
もうすぐ毛馬というところで折り返しも終わったまるさんに追いつかれる。
予定では私の方が先にゴールするはずだったのに。無念〜

毛馬で2:45と教えてもらいました。
あと11キロぐらいらしい。

働かない頭で考えると、キロ8として1時間半。
ゴールは4:30ぐらいかな。10時間か。
まるさんには10時間弱って言ったけど、厳しいな。

これは急がないと置いてきぼりにされるかも。

そう思ったら背中からの追い風もあって毛馬から折り返しまでは、
超スピードアップしました(当社比)。

幸い、豊田さんも石倉さんもまだ走ってるし..
いやいや一刻も早くゴールにつかないと。

豊里でようやく折り返し、
あと7キロぐらい。

走る気力はある。
足が痛い。

豊里のあたりから、赤と黒のウエアの人と、全身グレーっぽい男の人と
抜きつ抜かれつになりました。
男性はときおり歩いたりしてましたが、私はとにかく速くゴールしたい。
歩くと極端に遅くなるので、どんなに遅くても走り続けました。

毛馬でもう一度お汁粉をいただいて、淀川とスタッフにサヨナラ。
4:00。あと4キロぐらい。
気分はゴールでしたが、ここからが地味に長かった。
私にとっては初めての大阪城ゴール。
道もわからないし不安。

前を歩くゼッケンを付けた男の人を目指して走る。
一生懸命走っているのにどうしても追いつけない。

ながーい時間が経過し、遠くに大阪城が見えて来た。
私設エイドでコーラをいただいた。ありがとうございます。
のどカラカラで死にかけでした。

ようやく陸橋をのぼり、大阪城がばーんと見えた。
スタート地点の横を通る。
もう待ってへんかなぁ。
あ、いた!
みんながいた。

少し行くとロングヘアの彼女にあう!
もうゴールだ!やったね☆

そこからぐるっと回って天守閣のなかで最終のはんこをもらい、
無事にゴール。
みんなに迎えられるなんて初めてでめっちゃうれしい!
最後はダッシュでゴール(当社比)!

10時間35分29秒

すご〜く長い旅でした。
目標は8時間45分だったんだけど、笑っちゃうぐらい全然無理でした。

この後、100kmの友達を待ちながら祝杯をあげていました。
私は最初かなり元気だったので調子に乗っていたようです。
Takeshiさんの軍団がゴールした時、おめでとうを言いに歩いていったら、
急に具合が悪くなりました。
立ちくらみがおこったので、横になっていました。
気分が悪くて寒くて立ち上がるとめまいがするし起き上がれない状態になってました。
2回吐いて、残りHPぎりぎりで駅まで連れてってもらい、なんとか家に帰れました。
私のせいでなかなか移動できず、結局打ち上げもできなくって、
みんなにめっちゃ迷惑かけてしまいました。
軟弱すぎて嫌になっちゃう。
アンジェリーナジョリーが演じる役のような強い女になりたい(笑)。

ちーん。

今回もたくさん声援をいただき大変励まされました。
「たいらさん、今年も完走ね!」
「たいらさん、頑張って!」
「今年も応援してます」
「今年はペース速いんじゃないですか?」

ゴールした時には、来年はやめとこと思いました。
でもこうやって振り返りながら記録を付けていると、
色んな人との出会いが思い出され、また元気で健康で会えるといいな〜と思ってしまいます。

世間では裸足系は下火と言われているけれど、
大会では増えている気がする。
今回はゴム草履の人、ワラーチの人、VFFの人、たぶんアクアシューズみたいな靴の人、
数人いらっしゃいました。
白川郷で、しまなみ海道で、どこどこのウルトラで裸足の人みたよ〜とか色々聞きました。
裸足で走れるウルトラ、老後にはいろいろな大会を走ってみたいです。


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