朝、お義父さんに車で西京極まで送ってもらいました。
自宅から10分。
近いです。
8時から整列開始。
荷物預かりが8時15分まで。
なるべく前に並びたいので8時10分前に靴を脱いで荷物を預ける。
くつ下…履いておくか?
一瞬ためらったが、煩わしいのでくつ下ともお別れ。
そのあと8時になりFエリア先頭へ。
くつ下を履かなかった事を激しく後悔。
めっちゃ寒い。足下が冷たいを通り越して痛いぐらい。
しかし、数日前に見た氷男の事を考えると、
こんな平地で短時間なら耐えられるはず…
→パンツ一枚でキリマンジャロ登頂した氷男について
http://sign.jp/23666e5d
ツモ・ヨーガに似ているヴィム・ホフメソッドの呼吸法とまではいかないけれど
鼻から深く息を吸い込み、ゆっくりと口から吐く。を繰り返し、リラックスして寒くないと言い聞かせる。
それを1時間10分行いました。
前方のエリアから中学校の同級生で一緒にクラス委員をやっていた古川君が
私に気づいて声をかけてくれました。ちょっとほっとした瞬間。
お腹と背中にはカイロが貼ってあります。それでも歯がガチガチくるぐらい寒い。
スタート時間が近づいて、空にグレーの雲が…小雨もぱらつく。
やめてくれ〜雨だけは。
ヤバい人と思われたのか、誰も私に話しかけない。
その時、一人の男性が「裸足で走るんですか?」みたいな言葉で話しかけたのをきっかけに、
他の人もあれこれ聞いて来た。
エリアの区切りが解除され、人間が詰まる。
暖かくなった!
スタートした。
私はFエリアだったので競技場の最後尾。
私より後ろのエリアの人はサブトラックからのスタート。
サブトラックだとかなりスタートゲートまで距離があるし、
別会場みたいで寂しい。
サブトラックじゃなくてよかった。。
タイムロスは7分。後でわかった。
ネットのタイムを基準にしているから最初は気にしてませんでした。
順調な走り出し。
計画通り前半は抑えて走る。
ガーミンばっかり見てしまう。ナチュラルランニングなのにおかしいね。
周りの人の流れからついついキロ5分ぐらいに上がってしまうのを必死に言い聞かせて
6分20秒になるように調整。
後半激落ちするんじゃないか?一度落ちたらあげれないんじゃないか?
自分を信じなくちゃ!
前日、名古屋から帰って来てた上の弟が、
アドレナリンが一番ダメ。
アドレナリンのでないリラックスした状態が一番身体能力が高まって良いのだと説いた。
本棚から本を取る様な感じで相手を打つ。ボクシングの話です。
父は800mの方の弟を見てるので、カフェイン摂取してアドレナリン出しまくって
走るんやと言う。800mだしね。
なるべくアドレナリンが出ない様に気持ちをコントロール&リラックス。
カフェイン摂取は30kmで。
しばらく進むと、凍り付いていた足先と膝から下もほぐれて来ていつも通りのジョグになった。
沿道の人の応援が熱い。一昨年はこれほどに感じなかった。
お金払った人はゼッケンに名前が書いてあり、
思い思いの愛称を読みながら進んだ。
これ、愛称が書いてあるのはいいな。
○○ちゃんがんばって〜と沿道から声がかかる。
微笑ましく思いながらそれを聞きながら温かい気持ちで走れた。
今回はおかあさんが亡くなった場所で手を合わせてみた。
もし生きてたらどうしてただろう。
桂川は河川工事で景観が台無し。
もっとベストな状態の景色をみんなに見てもらいたかった。その点が少し残念。
広沢池から仁和寺へ、この辺りの登りがたぶん一番厳しい区間。
ここは少し真剣に進んでタイムを守る。(坂道は考慮しないタイム設定です)
京都マラソンの路面は、ほぼ裸足に優しい。
西大路や北山通などの大通りは今時の浸透性のアスファルトで厳しい。
西大路にでたところで友達が応援している予定だったので左に寄って探す。
あれ?いない。
雨がぱらついたのでもう帰ったのかなと思ってアスファルトの滑らかな中央に寄る。
しばらくして、私を呼ぶ声。
無事に友達と友達家族にあえた。
初対面の家族に挨拶。
ゆっくり話したい気持ちを断ち切ってお別れ。
淡々と進む。
給水は全部スルー。
汗が出てないから喉も乾かない。
たしか15km過ぎた今宮門前エイドで2口スポドリ摂取したかな?
今回はポケットにジェルを1こずつ入れている。
受付の時に買い足した普通のライムのパワージェルとカフェイン入りのコーラショッツ。
20kmで普通のジェル、30kmでカフェイン入りを摂る作戦。
20km過ぎたエイド手前でジェルを摂取し、エイドで流し込む。
大体2口ぐらい飲む。
これにより、疲労を感じ始めた身体がしばらくすると復活してくる。
タイムはちょっと予定より早い。
どのあたりだったか、裸足の人に声を掛けられた。
片言だったので多分外国の人。小柄な人で独特の走り方。
足先は外側に開いていて、限りなくフラット着地でモモもあまり振り上げないすり足っぽい。
今年から狐坂がなくなって、植物園コースが追加された。
そこが楽しみの一つ。
右側に植物園通る人を眺めながら北山通を進む。
折り返しで4:30のペースランナーがチラチラ見える。
追いつかれたら嫌だ。いや、追いつかれてもいいんだ。
ペースランナーより早いと言う事はちょっと突っ込みぎみ。
でも抜かれたら気持ちが折れそう。
想定したペースの範囲で進むのが一番優先。
ペースランナーは無視しないと。
植物園の中は裸足に優しい路面。
木々の中を癒されながら進む。
これいいね!
景色を楽しむほどの余裕はないものの空気は感じました。
たしかこの辺りで台湾(?)の裸足の人を抜いて行きました。
もう少し先でだったかな??
そしてようやく鴨川河川敷。
30km手前でカフェイン入りショッツを摂取。
でもちぎるの失敗して手がべたべたに〜
なめたけど、どうにもならない。諦めた。
ここからはハイタッチ自粛しました。
鴨川河川敷は高校生時代に校内マラソンで繰り返し通った道。
体育の時間には先頭を走りたくて先導の先生の後ろを必死で追いかけた。
桂川RCのエイドと裸足ランニングクラブのエイドから声援と元気をもらって
加速して行く。20km前後では左足のチョウケイが怪しかった。
30km過ぎたらもう大丈夫。
後は好きな様に加速して行く。
キロ5分台前半で走ってるつもりでも、渋滞がひどく、突然歩く人とかが進路を妨害する。
結局は6分切れないペースになっていた。
河川敷はほとんど土の路面で足裏には超やさしい。
ぐんぐん加速する。
ただ、かなり凹凸ができていたのでつまずきそうになって危なかった。
そして丸太町通を右折。パクチーを通過。
下の弟が駅伝で走った御所前。
市役所の中は路面がヤバかった。
さすがにヒーヒー言いながらさっさと通り過ぎたので、八つ橋エイドとかもうかまってられなかった。
川端を上がって一条を右折する手前で古川君に追いついた。
どうしたん?と聞くと、エネルギー切れで食べ物も受け付けないらしい。
そのペースではPB確実だったので、激励して先に進む。
ラスト5kmほど。私はいける限り飛ばす事にした。
めっちゃとばしているつもりでも6分切れてない。
最初にペースを守らなかったのがここに来て出て来てるんだ。
今出川は緩やかな登りで、前に参加した時つらかった記憶があったので
覚悟していたら、何の問題もなくクリアする事ができた。
折り返したら下りで楽。
もうPB確実で気分は最高。1kmずつクリアして行く。
そして最高の気持ちでゴール!
4時間27分の表示が見えた。
グロスで目標の4.5クリアできた!
やったー
ネットでは篠山マラソンでのPB 4時間39分を
18分更新の4時間21分。
タオルとメダルかけてもらった。
ドリンクだけ貰ってバナナはパス。
さぁ、風呂入りに行こう♪
ゴール後、大きな身体の外国の人に、barefoot〜〜スゴカッタデスとかなんとか
ほめてもらい、さらに上機嫌。
荷物受け渡しエリアに向かう途中、偶然Takeshiさんに呼び止められた。
ありがたく写真を撮ってもらった!
荷物を受け取って、トイレの洗面所で足を洗う。
どうやらダメージがあるっぽい。
後で確認する事にして一応石鹸でざっと汚れを落とす。
WBをさっと着て、味噌汁をもらってから会場を後にする。
どうやら足裏が痛い。
でんでん虫の速度で銭湯まで移動。
ゆっくり汗を流してほっとする。
この時、足裏に血豆がある事を確認した。
ショックだった。
あぁ〜裸足ランナーとしてはまだまだ青いなぁ。
実際は一カ所だけだったのだけど、この時、足裏が汚すぎてあちこちに血豆がある様に見えた。
そして打ち上げ会場に移動。
その前にちょっとだけ時間があってどうしてもコーヒーが欲しかったので茶店へ。
3日だけカフェイン断ちしたんです。
コーヒー美味しかった。
ちなみに、3週間の禁酒もしました。
そんなに長い期間するつもりはなかったんだけど、
1月末に1週間もながながと風邪で寝込んでしまって、そのままついでに禁酒にしました。
大阪マラソンでは事前の30km走が出来ず、苦しい42kmとなりました。
今回は直前の月曜日(6日前)に30km走ができて、風邪でその前の週の20kmが出来なかった以外は計画通りでした。
いやぁ、最高の気分です。
いよいよサブフォーが射程圏内に入ってきました。
京都マラソン、路面も悪くないし近いし、寒いけど沿道も近くて最高の大会でした。
寒いから遠慮しよと思ってましたが、すごくよかったので来年もエントリーするぞ!