WordPressサイトが突然“動かなくなる”原因はサーバープラン終了|PHP変更で起きる典型トラブルと対処法

サーバーの旧プラン終了で「強制的にPHPが最新化」→ WordPressが動かなくなる

WordPressは「テーマ」「プラグイン」「PHP(サーバー)」「WordPress本体」が
全部同じ方向を向いていないと動かない CMS です。

そのため、あなたが何もしなくても サーバー会社の都合
突然 WordPress が壊れるケースが実際に多く発生しています。

とくに多いのが、次のケースです。

サーバー会社が旧プランを終了し、強制的に新環境へ移行するケース

レンタルサーバーには「旧プラン」「新プラン」が存在し、
一定期間が過ぎると 旧プランの提供終了 → 新プランへの移行 が案内されます。

👉 ここで問題になるのが PHPバージョンの違い

新プランでは、
古いPHPが提供されていない場合があり、

  • 古いテーマ
  • 古いプラグイン
  • 古いWordPress本体

これらが 最新のPHPに対応できず白画面 になります。

これは本人の操作ミスではなく、
完全にサーバー側の事情 なのにサイトが止まるという理不尽な事故です。

移行後に起きる典型的なエラー

サーバー移行後に、こんな症状が一気に出ます。

  • サイトが真っ白(Fatal Error)
  • 管理画面に入れない
  • Contact Form 7 などが動かない
  • 古いテーマが読み込まれずデザイン崩壊
  • プラグインがエラーを吐いて動作停止
  • メールフォームが送れない・届かない

「昨日まで普通に動いていたのに…?」
というタイミングで突然起きるのが特徴です。

なぜサーバー移行で壊れるのか?

理由はシンプルで、

古いテーマ・プラグイン → 新しいPHPに対応していない

ためです。

PHPは常に新しくなり、
サーバー会社は古いPHPの提供を打ち切ります。

その結果…

  • 古いContact Form 7 → 動かない
  • 古いLightningやCocoon → 一部機能停止
  • 古いjQuery → 読み込まれずJSエラー
  • プラグイン作者が更新停止 → 永久に非対応

という状態に陥ります。

更新だけでは直らないケースも多い

「じゃあテーマやプラグインを更新すれば直る?」
と思われがちですが、実際には 更新ボタンを押すだけでは直らない ことが多くあります。

  • 更新したら逆にレイアウトが崩れる
  • 古いテーマが最新版と仕様が合わず完全に壊れる
  • プラグインの入れ替えで機能が再構築になる
  • カスタムで手が加えられており、最新版と互換性なし

このような場合は、
部分的な作り替え(リニューアル) が必要になることも珍しくありません。

復旧のために必要な5つの作業

これは経験ある人でないと、ほぼ対応できません。

① 本番環境のクローン(複製)を作る

壊れた状態のまま触ると完全に復旧不可能になるため、
まずは安全な検証環境を作ります。

② サーバーの新環境に合わせて動作チェック

新しいPHPで
どのテーマ・どのプラグインが壊れているかを調べます。

③ 壊れている原因を特定

  • 10年以上更新されていないテーマ
  • 更新停止したプラグイン
  • PHP非対応のカスタムコード

原因を細かく洗い出します。

④ テーマ・プラグインを最新版にして互換性を調整

単に「更新ボタン」を押すだけでは壊れます。
修正しながら「対応できるバージョン」まで持っていきます。

⑤ 新しいPHPバージョンに完全対応させて本番へ反映

(PHPの具体的なバージョン番号は書かずに)
サーバーが提供する 最新の安定版PHP に対応しているか確認してから反映します。

このトラブルは「事前点検」で未然に気付ける

実はこのトラブル、
事前にWordPressの健全性チェックをしていれば未然に防げる 種類です。

必要なのは 年1回の点検だけ

  • テーマ更新の有無
  • プラグインの更新状況
  • WordPress本体の状態
  • PHP対応状況
  • 廃止予定プラグイン
  • サーバー契約の期限

これを把握しておけば、
突然の白画面になることはありません。

もしすでにトラブルが起きているなら…

原因の特定だけなら 初回30分で十分可能 です。

  • 壊れた原因
  • 復旧方法
  • 費用の目安

ここまで30分(無料)で案内しています。

👉 ホームページが真っ白になった/ログインできない方はこちら
https://site-index.net/support/trouble/

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この記事を書いた人

平 真美