先生のこと

あれから4年ぐらいたったのかと思っていたけど、
もう少しで丸3年か。。

先日、ギャラリーの代表の方より電話があり、
先生が亡くなる直前に私に話していた作品を
美術館に入れるという事がようやく実現した。

私は先生とずっと長い間疎遠で、
ほんとうに変なきっかけでギリギリになって会いにいって、
何故かそんな重要な任務を託された。

もっと他に親交の深かった人や熱烈に先生を慕っていた人が
たくさんいたと思うと、私で良かったのかととてもナーバスになる。

私は25年近くずっとずっと疎遠だった。
だけど、先生の私の人生への影響は計り知れない、
無くてはありえない、そんな存在だった。

私は過去の事をとっても忘れっぽいたちで、
子ども時代の事も何でも断片的にしか覚えていない。
でも、強烈に残っているものがある。

わたしは小学生か幼稚園のまだ小さな頃に
先生の教室に預けられた。
泣いてばかりいる私を膝の上に乗せて、
画用紙に直接絵の具を絞り出して半分に折るという事をさせてくれた。
それがとっても驚きで、絵の具がにちゃ~っとなって両方に写るという感触を覚えている。

先生は思想家でもあった。
小学生に絵を見せた。
たしかダリの絵だったと思うけど、
強欲に食べ物を食べている人間がうんこをしているという絵だった。
「人間はウンコ製造機や!」
そう言った。

先生の山の家に遊びに行った時、
歯磨き粉の話をされた。
「歯磨き粉は磨いた気分になるだけでしっかり磨けないから使わない方がいい」
なるほど、そうなのか。

先生の絵の指導で小学校5年生か6年生の時、
自画像のアゴのラインには下からの色が反射して写っていて
端っこは黒くないという事を、私の顏の下に紙をあてて教えてくれた。

基本的にこのように描きなさいとか直接的に技術を指導するという事を
しない先生だったと思う。

母が亡くなった翌年ぐらいに名前は無かったけど
年賀状をもらった。たぶん先生だと思う。
「どうしているか?」みたいなメッセージの版画だったと思う。

病室で私の母のエピソードを話してくれた。
先生の山の家の裏に春菊(だったかな?)を植えていたそうなんだけど、
私の母がそれを知らずに、見つけて喜んで片っ端から抜いてしまったという話。
母はちゃっかりしている。

目に浮かぶなぁ。

先生の作品は大きな立体物。
私は美術評論家でもなく、美術品には興味も薄い。
が、好きな物はある。
そしてストライクゾーンは限りなく狭い。

先生の作品はどんなものか、再会するまで知らなかった訳だけど、
私の好きな感じだった。
先生の山男的なイメージからは想像出来ない意外な雰囲気だった。

途方も無くダイナミックで、かつ緻密に計算された、
しかし華美ではなく、それでいて美しい。

近いうちに展示されるかもしれないと言う事だから、
それまでは健康で元気に、楽しみに待っていよう。

単独六甲全山縦走2012年11月18日

夏に一人で行って大変楽しかったため、
秋はどうか?と行ってみました。

始発でJRにのりましたが、
何故か5分ほど遅れて到着し、
乗り継ぎがうまくいかず、
しかもあわてて階段ですっころびました。
登山の人に「あぶないですよ~」と声をかけられました。
直前まで寝ていて、足が冷えて固まってたようです。

山ではほとんど転ばないんだけど。。

結局、須磨浦公園に到着したのが7:08。
改札をでてすぐスタートです。
車内が冷えきっていて身体もガクブル。

ハイカーの人と抜いたり抜かされたり。
登りで抜かれて下りで抜くという感じ。
競争している訳じゃないけど、これが私のペースなんだからしかたない。

旗振山から高倉台までゆる~いペースで進み、
おらが茶屋を横目にスルー。
カレーおいしかったなあ。

前に先ほどの2人組のハイカー。
400階段もハイカーのペースで休憩無しにうまく登る事ができました。
前回は体力温存しすぎたので今回は少しだけペースアップ。

栂尾山の展望台のしたでおにぎりをほおばる男性を横目に、
すりぬけ馬の背に。

601640_474253999285020_1773002445_n.jpg

今回は2人組のハイカーの後を付いて行き、迷う事無く到達。

高取山は山頂へは行かず、前の人に付いて行く為、脇をすりぬける。

デイリーヤマザキに10時前到着。

先ほど先行していたハイカーを下りで抜かしたけど、
ここで合流。
すこしお話をした。
縦走は4回目だけど一度も宝塚まで行った事が無いらしい。
かなり登りとか小股で早いペースだったから、いけそうだと思ったけど
どうだったんだろ?
私がどんべえを食べている間に先に出発されました。

デイリーヤマザキ10時出発。

夏場は菊水山の登りでかなりグロッキーになったけど、
寒いからグロッキーにならなかった。
多少、満腹感はあったけど。

大龍寺の自販機でリアルゴールドを飲みたかったけど売り切れの為
市ケ原を目指す。

ほどなく市ガ原にたどり着き、リアルゴールドゲット。
一気飲みしてトイレ行ってすぐ出発。

天狗道はやたら長かったなぁと思いながら進む。
この日はボーイスカウトの子どもたちと、
YMCAの子どもたちが大勢でわらわら登っていた。

わたしも負けじと登った。

13:30頃、掬星台到着。
前回よりだいぶ早い。
ここでは水を補給して服を着て、ゴミを捨てた。

寒いけどここまできたら最高峰目指そう!
早歩きですたすた進む。
時々走る。

舗装路も走れる!夏場ほど暑くないし走りやすい。

そして16:00最高峰到着。
早いんじゃない?
前回よりだいぶ早い。

16:30、宝塚まであと12kmの看板のところ。
もうここまで来たら進むしか無いというyasuさんの言葉を頭で復唱。

さあ帰ろう!

秋なので日没は早い。
しかし、ペースが1時間以上早いからだいたい暗さは同じ感じ。

でも足がかなり疲れている。
原因はスパッツとハイソックスでうっ血しているからだと思う。

まあ、あとは帰るだけだからゆっくり進もう。
あと残り少し、満喫しよう。

そして、前方に動く反射板が見えた。
ほどなく追いつき、そのうち塩尾寺に到着!
お疲れさまでした~と声をかけると
「ひよこ谷」だったかどこかからスタートしたらしい。
どこだろ?

まぁ、最後の塩尾寺からの下りの舗装路がキツかった。

430701_474255922618161_1021100334_n.jpg

そして宝塚のローソンに19:00少し前に到着。

11時間代でゴール出来た!
およそ11時間40分。

朝から寒い暑いを体験し、ナイトトレイルも楽しめた。
独り占めの夜景と夜の山道。
最高の冒険旅行でした。

ほんとうは裸足トレイルを試すという計画もあったんだけど、
試すには気温が下がりすぎていたので、来年の楽しみにとっておく事にしました。
“単独六甲全山縦走2012年11月18日” の続きを読む

単独六甲全山縦走2012年8月12日

丹後ウルトラへのモチベーションがなかなかあがって来ない中、
50km走を実行するため、全縦走に行って来ました。

お友達にも声をかけたのですが日程があわなかったため、
不安でしたが一人で行く事にしました。

一番不安だったのは道に迷わないかどうか。
特に後半の暗くなってからが心配でした。

他の人のブログをあれこれ見て、地図と照らし合わせて、
補給計画も漠然と考えました。

参考にしたページ
http://www62.tok2.com/home/rokkousanroku/jyuusou01.html

旦那さんに桂川駅まで送ってもらい、
始発で2時間弱。

7時前に須磨浦公園に着き、7時にスタートしました。

前に13時間以上かかったとスパルタスロンにでている人にお話ししたら
歩いてでも13時間かからへんと言われたので、
最初は本当にゆっくり景色を楽しみながら行きました。

旗振山から高倉台までは気持ちのよいトレイルで楽しく走りました。
そしておらが茶屋が営業していてスルーしようと思ったけど、
ここでカレーを食べる事にしました。
まだスタートして1時間もたってなかったけど、
朝ご飯が少なめだったので元気なうちにしっかり食べておこうという作戦です。

カレーを早食いし、
消化するまでさらにゆっくり進む事に。

住宅地をぬけ400階段。
そういえば去年この階段きつかったなぁ。
今回は途中で2~3回休憩し、ゆっくり登りました。

とにかく体力温存。

一生懸命登って栂尾山へ。
展望台にはわらわらと人が居ました。

そして横尾山をめざすのですが、先頭を走っていた女性が道を間違え
5人ぐらいがその後を付いて行って数十メートル引き返しました。

その後、無事に馬の背にたどり着きました。

524428_436509753059445_494346217_n-1.jpg

ダイナミックな風景の馬ノ背を後にし、
先行していた男性二人組に追いつきます。

彼らは妙法寺小学校の交差点を右に曲がったところにあるコンビニで休憩。
わたしは直進します。
前方に先ほどの女性が見えましたがこれが最後でした。

高取山へ向かう道路でドレッドヘアの人に抜かれていきました。

メジャーコースは走ってる人が多いですね。
ポンポン山とは大違いです。

高取山の山頂でたむろしていたおじさんたちに声をかけられる。
一人でというのが珍しいんだろか?
さっきの女の人も一人だったけど。

そうこうしているとデイリーヤマザキに到着。
10:30
カレーも食べてかなりゆっくり進んだけどまずまず。

そこで先行していた2人組が休憩していたので少しお話。
片方の男性はUTMFに出たそうですが、落ちて来た人にアタックされて
ねん挫でDNFだそうです。
(ハチロクさんと同じだ)

わたしはガリガリくんを食べ、
お腹は減ってなかったけどミニどんべいを食べました。
冷たいもの食べて熱い物食べて、とっても変な感じ。
逆にするべきでした。

その後、菊水山に向かうのですがだんだんグロッキーに。
喉が渇くけど水を飲むと気持ち悪いという悪循環。

菊水ゴルフクラブで12:00ぐらい。

なんとか菊水山を登りきって計画ではおにぎりを食べようかと思っていたのですが、
若者が大勢たむろってたので、スルーしました。

そして菊水山を降りたところで水切れに。
そのまま水を飲まないで鍋蓋山も超え、
ようやく大龍寺の自販機でリアルゴールドを一気飲みし、
500mlをハイドレに補給。

市ケ原を目指します。
思いのほかすぐに着き、そこでリアルゴールドもう一本。
少し座って休憩。

309187_436510179726069_109854832_n.jpg
3年目のKSO。指のところに穴があいて来ましたがまだまだ履けます。
山以外履かないので長持ちです。

13:35

ぞろぞろと団体ハイカーが摩耶山方向の道からやってきて
トイレが大渋滞に。

座っていても特にすることもないので本日の山場、摩耶山を目指す事に。

去年は2時半頃に掬星台に到着している。
それぐらいに着けるだろうか?

ひたすら登る。
ひたすら、登る。

うんざりし始めた中間地点で、
たむろしていたおじさんが、ここからが正念場やで。マムシも出るで~と
無駄に脅して来た。

そして、
ひたすら登る。
後半はそんなにキツくなかった。

15:00

掬星台到着。
リポビタンD。
500mlの水をハイドレに補給。

頭を水道であらう。
一気にスッキリする。

もうキツい登りは無い。
ここからが勝負や!

去年より30分遅れてるけど、体力の残りゲージが違う。

記念碑台、六甲ガーデンテラスを目指す。

急いだけど、影の無い舗装路はきつく、ほとんど走れない。
早歩きで進む。

16:50

ガーデンテラスでビワミンフロートを頼むけど、
ビワミンの部分がなんとなく胃にくるため、
アイス部分だけ食べておく。

ほかに用事もないのでさっさと最高峰を目指す。
去年は17:40に着いた。

巻き返せるか?

ひたすら走って走って、登る。

そして最高峰に到着。

17:25

いい感じやん?

まだ足も残ってるし、走れる!

旦那さんに電話して、到着予定を報告。
たぶん、去年と同じぐらいか、もしくは少し早く着けるだろう。

17:50
宝塚まであと12km表示の地点。
薄暗くなりそうだけど、もういくしかない。決意する。
もしかして明るいうちに着けるかも??

432167_436510829726004_665550672_n.jpg

念のため、くびにヘッドライトをぶら下げる。
ハンドは取り出しやすいところに。
(結局ハンドは使わなかった。)

薄暗いけどなるべくライトは使いたくない。
セミが口に飛び込んできたら嫌だもん。

日暮れとの戦い。
最後はうそみたいに走る走る。

クマザサが生い茂っていて手足が擦れてかゆい~
しかもクモの巣も多い。

とにかく塩尾寺!まだか?まだか?
塩尾寺手前4キロというところでヘッドライト点灯。

暗いと不気味だけど、私はヘッドライトをつけると何故かテンションがあがる。
幸いセミは飛び込んで来なかった。

最後の方でようやく目に飛び込んできた夜景は最高にきらきらしていた。
塩尾寺ももうすぐに違いない。

そして19:30塩尾寺到着。
去年はベンチで倒れ込んだけど、
まだ元気だ。

下山した事を電話しようとしたけど電波が悪いため
すぐに下り始める。

しばらくは街灯が無いのでヘッドライトをつけて。
アスファルトの急斜面は足に無駄な負担がかからない様に歩いておりました。

20:00ローソンにゴール。

去年より30分はやく13時間でゴール出来た。
成長したんだかしてないんだか、微妙ですが。

そしてそのままナチュールスパ宝塚へ。
足が汚すぎてビックリしたけど、バンダナで少しふいてから入りました。

入浴後に飲んだコップ一杯の水で胃液が薄まってしまったのか、
グロッキーになり、また食べる事ができませんでした。
なんとか阪急にのり、ぎりぎりのHP(ヒットポイント)で家にたどり着き、
そのままバタンキューでした。

懸念していたロストコースもなく、
すんなりゴール出来たし、充実の一日でした。

最高の夏休み。
最高に楽しい一日でした。

癖になりそう。

丹後に向けての強化に繋がったかどうかはまた別問題ですが。。
後は足裏を適度に鍛えておきます。
“単独六甲全山縦走2012年8月12日” の続きを読む

プルトニウム、セシウムタバコ

4月の段階で東京の人は1日当たり10個のホットパーティクルを吸い込んでいました。

福島原発から放出されたプルトニウム239は76兆ベクレル。これは前に、発表された量の実に23000倍の量だという…
(この値は原子力安全・保安院がプログラムを使って推計した値です。)

タバコの葉はJTと契約した農家だけが栽培できます。
関東、東北、九州などでも栽培されています。

20110907-7.jpg

食べ物ではないので野菜の基準値は比較にはなりませんが、
「比較すると少量」のセシウムは確かに葉タバコに入っているのです。

こんなタバコを吸っていれば、肺の中は間違いなく、ミニホットスポットだらけになります。
確実に肺ガンになる人が、一気に増えるでしょう。

「タバコやめますか? 命かけますか?」

笑い話の様ですが、やめられない人にはマルボロに変える様にお願いしました。
副流煙も恐ろしいです。

参照元:http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-845.html
“プルトニウム、セシウムタバコ” の続きを読む

六甲全山縦走 2011年8月13日

かねてから行ってみたかった六甲山の全山縦走。

やすさんの取り計らいで実現することができました。

今までのトレランは大阪府チャレンジ登山の36kmが最長距離。
今回は56km10時間以上ということでゴールできるのかどうか想像つかない。

普段の山登りの時間から算出したら11~12時間。
そんなに連続で動いた事も無いし…

朝4時に起きておにぎり1合分つくり、
だんなさんに送ってもらって桂川駅から始発で2時間弱。
須磨浦公園駅に到着。

7:00スタート。

1.jpg

体調は万全。
いつもは素足だけど、念のため靴下を着用。

最初はぼちぼち歩いてのぼる。
よかった。
登り坂を走るのは苦手…

2.jpg

10時前にはヤマザキに到着し、
早いお昼を。
暑くて食欲が無い..
そばとゼリーを摂る。

11:20頃
菊水山山頂。
順調なペースらしい。

この辺りから暑さが厳しくなり、
空腹感もでてきた。

市ガ原あたりで頭がぼんやりしだし、水をかけてもらったり、
櫻茶屋のおかあさんに保冷剤をいただいたりする。

溶けかけの大福餅1個とおにぎり2個を食べる。
もうくたくただけど、最後まで進めるんだろうか。

2時半頃に掬星台に到着。
約7時間半、体力は少ししか残っていない..まだいけるか..

93439898.v1313451358.jpg

足裏がかなり痛い。
太腿ももちろん痛い。

7時間半..後半分弱かぁ..

それでもなんとか進み、六甲ガーデンテラスへ。
冷たい物が無性に食べたくなったので、立ち寄る事に…

3.jpg

足がちょっと回復、少しの間動ける…

いったいいつ着くのか?とようやくたどり着いた六甲山最高峰。
17:40。

DSCF0345.jpg

後はほとんど下るだけ..
だけど、足が痛すぎて歩くのも辛い..

日が暮れて来たのでライト点灯。
テンションあがる。

セミに猛アタックさる人、蛾を食べてしまった人..
永遠に続くのかと思われる夜のトレイル。
歩くから余計に時間がかかる。

20:00にようやく塩尾寺に到着。
イスに倒れ込んだ。

あとは住宅地の中を下っていくだけ。

30分ほどくだって宝塚温泉にゴール。

56km13.5時間、大変長い一日でした。
“六甲全山縦走 2011年8月13日” の続きを読む

憎むべきは原発

放射能問題と東北の人の差別の問題は別ですから!
一部の野菜だけが汚染されて他は大丈夫なんてことは小学生が考えてもあり得ないとわかる。

安全だと思う人はそれでいいじゃないですか!
不安に思う人に対してどうして強要するのですか!

憎むべきは原発です。

できることなら汚染地域から早く脱出してほしいです。
それを国と原発勢力が保証すべきです。

無用に京都の信頼を落とし、
被災地の人の心を傷つけ、
怒り心頭だ!!

徐々に、広い地域が汚染されている事が明るみに出てきてますが、
まだまだこれからも出るでしょう。

なんせヒロシマのセシウムの100倍相当のセシウムがばらまかれ、
未だ燃料の回収も出来ず、その10倍もの量のセシウムが
福島第一原発の中にあるのですから。

不可抗力の部分はあっても、なるべく被ばく量の総量を抑える様に
心がけるのは何も悪くない。人間として当然の権利だ。

偽善者の変な正義感の押しつけは迷惑です。

“憎むべきは原発” の続きを読む

福島原発事故について思う点

■京都の原発
私の住む京都市の近くには原発が沢山あります。
京都府のお隣の福井県。

大飯発電所
高浜発電所
高速増殖炉もんじゅ(ナトリウム漏れ事故で停止中)
ふげん発電所(2003年3月29日に運転を終了し、廃止措置)
敦賀発電所
美浜発電所

■原発は消せない火。
たとえ、停止しても廃炉にするにはずーーーと冷やし続けなければならない。
約30年ほどかかるそうです。

■廃棄物の問題はどうなっているのでしょう?

高レベル放射性廃棄物の処理・処分
http://www.fepc.or.jp/present/haikibutsu/high_level/index.html

地下300メートル以深の地層中に処分するという事なのですが、
ガラス固化体にして年間約1,000本程度が発生するそうです。

ガラス固化体とは、高レベル放射性廃棄物とガラスを混ぜて一体化して固めたものです。
最初は強い放射線を発生するため、専用の貯蔵施設で30~50年ほど冷却しながら
貯蔵され、その後搬出して地下300メートルに埋めるのです。

この様なガラス固化体が青森県の六ヶ所村にどんどん貯まっていくのです。

■原発に変わるエネルギーは?

東北関東大震災で計画停電が行われ、
これだけ沢山の火力発電所が停止しても、
東京で軽度な停電ですんだのを見て、
原発が無くても電力が足りているのではないかと思いました。

停止している(いた)火力発電所:東京電力プレスリリースより
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中
・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中
・鹿島火力発電所 2、3、5、6号機 地震により停止中
・大井火力発電所 2号機 地震により停止中
・東扇島火力発電所 1号機 地震により停止中

まだ原子力依存度が総発電量の全体の3割に満たない今なら、
少しずつ太陽光や小規模水力、地熱などの研究をすすめて欲しいと思います。

そして電力を使いすぎる様な社会を目指すのはやめてほしいです。
前から違和感を感じていたのですが、オール電化など、電気をどんどん使ってくださいというCM。
これも止めてほしいです。
電気が足りないから原子力にと言っておきながら、もっと使えと言うのは矛盾してます。

あと、原子力がクリーンエネルギーと言うのはもう止めてほしいです。
とんでもない猛毒でこの世で一番の環境汚染だと思います。

■火力発電のCO2排出量
08年度のCO2総排出量の約25%が火力発電によるものです。
日本の電力のうち6割ほどが火力発電で、3割ほどが原子力です。
CO2の観点から見ても、原子力を止めたからといって現状より極端にCO2排出量が増える訳ではなく、人口の自然減少もありますし、自然エネルギーと努力次第でCO2排出量を減らす事は可能だと思います。

具体的な今後の計画の提案については、更に情報を集め、勉強をし考えていきます。

■この震災で感じた点
・原発事故のために計画停電しなくてはいけないという印象づけ
・放射線の数値と放射性物質の飛散の混同
・3号機はプルサーマル発電

■節電の努力を続けましょう!
日本の技術はすばらしい。捨てたもんじゃない。
さまざまな節電のテクニックがあるはずです。
考えてみてください。
家電が増え、家庭や職場の作業が楽になった半面、共働きでなければ食べていけない。
そして、家庭の仕事をしつつ仕事をするという状況は、家電が普及する前の時代より
自由が無く、家族のすれ違いが生まれているのでは?

今一度、振り返って幸せとは?豊かさの定義について考えてみましょう。

これまで、私は頭の中で反対しているだけでしたが、心底反省。
これからは何らかのアクションをおこそうと決意しました。
原発についてももっと勉強します。

今回の被災者に酷い追い打ちをかけた原発事故の
恐ろしさを絶対に忘れてはいけません。

——————
■メモ
・一般家庭(オール電化ではない)の年間消費電力が、約4,000kwh。
・オール電化の年間消費電力約8,000kWh
・6畳ほどの太陽光発電での年間発電量約1,700kwh
・2010年度の地熱発電導入見通しは、自然体ケースで59万kW

地熱発電の環境への影響
http://www.geocities.jp/morikonamia/tinetu.html

地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後(大前研一ライブ579)
※75分と長いので見応えあります。なかなか参考になるお話です。
大前研一さん:元、高速増殖炉の設計関係の経営コンサルタント
http://www.youtube.com/watch?v=8GqwgVy9iN0&feature=feedu
“福島原発事故について思う点” の続きを読む

日本の原発と地震

日本の原発・たまっていく放射能
(日本地図上で見る原発分布図1999年7月現在)
http://www.stop-hamaoka.com/kaisetsu-1.html

——
日本共産党2007年の指摘。津波を被るところまでは想定していないものの、ほぼ正確な予測となっている。福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ
http://www.jcp-fukushima-pref.jp/seisaku/2007/20070724_02.html

——
なぜ原発は推進されるのでしょうか?

(理由1)原子力産業や建設会社などが原子力で儲け続けるため不公正な圧力を加えているから
(理由2)費用をすべて電気料金に上乗せできるから
(理由3)過疎で悩む地元に莫大なお金を落とすから
(理由4)原発推進のためにすごいお金をかけてPRしているから
(理由5)原子力技術を持っていればいつでも核兵器をつくることができるから
(理由6)政策決定に市民が参加できないから
(理由7)政策決定に市民が参加しようとしないから

http://www.nuketext.org/suishin.html

——-
原発がどんなものか知ってほしい(全)

平井憲夫

私は原発反対運動家ではありません

 私は原発反対運動家ではありません。二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。
記事全文→http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
“日本の原発と地震” の続きを読む

9.11

今日は私の誕生日。
40歳代にステップアップ。

そして、9.11といえば同時多発テロ。
自作自演の陰謀説(※)もあり、何が真実か情報をコントロールされている
一般市民にはなかなか見抜けない部分もあります。
※検索したらたくさん出て来ます。

どちらにしろ、アメリカの権力者のふるまいによって
この事件が起きたことは間違いなく、
罪も無い一般の市民が犠牲になってしまったことは許せないことです。

実質アメリカ主導のIMF(国際通貨基金)が、
中東や東アジアその他途上国に対して「融資と融資条件」という武器をもって、
各国の経済をぶちこわし、貧困が加速し、
弱い立場の子供やお年寄りが悲惨な一生を終えているのです。
欧米の権力の行使に対して、不満が爆発してもなんら不思議ではなかったと思います。

誰だって、世界中のすべてを見通すことは出来ないかもしれませんし、
環境によっては偏った情報しか手に入らないかもしれません。

なるべくいろんな立場から見た情報を自分なりに解きほぐして、
どうすべきか(何が出来るか)ということを
一生のテーマにして生きて行きたいと思います。
“9.11” の続きを読む

闇の子供たち

60kmウルトラに向けて、順調に走力をのばしています。
毎日、仕事も一生懸命がんばっています。
家族も娘もみな元気です。

今年の春に読書にはまっていた頃、適当に買いあさった本のなかで、
最後に1冊、読んでいない本がずっと放置されていたのを、
今頃になって、なぜか手に取って読み始めた。

なんの先入観も前知識も無く、ただ、偶然手に取って買った本。

読み出すと、あまりの過激な内容に読み進めるのもためらわれた。
でも、半分ほど読むと、どうしても途中で止められず、
残り半分も一気に読み終えた。

これほどまでに衝撃的な内容の本は読んだ事が無かった。

これはフィクションだよね??

タイという国は主人の友達の女の子が長年滞在していた国。
私はまだ行った事は無いけど、身近な国。
不安になっていろいろ検索した。

どうやら、事実そういうことがあるらしい。
事実なんだ….
重いです。

——————————
闇の子供たち(梁石日)
——————————

山岳地帯の民族が自分の子供をブローカーに売りわたす。
売られた子供は次々と転売され、
わずか8才の子供が売春宿で外国人のペドファイル(児童性愛者)相手に
強制労働を強いられる奴隷となるのである。

鞭やタバコの火を使って従う様に調教される。

そして30%ぐらいの割合でエイズに感染し、
発症して使い物にならなくなったら、ゴミ捨て場に遺棄される。

臓器移植のため、生きたまま臓器を奪われ(殺され)、
その他の臓器は目玉まで無駄無く全て、あちこちに売られる。

警察も官僚も癒着している為、
なす術も無い。

口外したものは殺される。
暴こうとする人も殺される。

そして、たとえ一人の子供を助けたとしても、
その子供の行く場所もなく、
また、頭数が足りなくなった分、どこかから調達されてくる。

————————-
————————-

私は世間知らずで、平和ボケしていて馬鹿です。
この小説があまりにも衝撃的で、2~3日心が重いです。

映画化もされてる様ですね。こんな話どう映像にしたんだろ?

そして、
考え抜いた末、私なりに答えを出しました。

必要以上にお金やものを欲しがる事は、
世の中に歪みが生じる。
人間の欲望がエスカレートした結果おこる悲劇なんだ。
誰が悪いと一方を責める事は意味がありません。
お金が人を狂わすのでしょう。

(1)今、直接的にできる事は、無い。
(2)子供を大事にし、愛を持って育てる事。
(3)無駄に消費せず、必要以上に取得しない。

今後、将来ライフスタイルを変更する為の模索をします。

ブログの内容が子供に関するもの連続したけど、
単なる偶然です。
そればかり考えてるわけではないんだけど…。

電化が進み、さも世の中が便利で良くなって来ている様に
見せられてますが、
労働時間は増えているのではないですか?
過剰労働によって作り出された余剰金は誰のところに流れ込んでるんでしょう?

大量生産によって安くなる物品。
輸入元・製造元の国では、安い労働賃金で働かされる人たち。
こういったことも、まったく関係ないとは言えないと思います。

一方で、ギリギリの生活をしている私たちは、
安い輸入もの、大量生産ものを買うという選択肢しかなかったりします。

考えても考えても矛盾だらけで、難しいです。
まだ、これからもずっと考えます。
“闇の子供たち” の続きを読む